チューブレスタイヤ入門に最適なホイール|Mavic Cosmic Elite USTレビュー
ロードバイクのホイールを交換しました。15年ほど使っていたBontragerのRaceホイール。ロードバイクのメインコンポーネントを11速化したのをきっかけにMavic Cosmic Elite USTホイールへと交換。ある程度乗ってみたので感想を書いておこうとおもいます。
感想をめちゃくちゃ短く言うと次のような感じです。
- チューブレスで乗り心地が良くなった。←これははっきりと分かりました
- 高速域での伸びが若干良くなった気がする。←気のせいかも
- 登りや漕ぎ出しは今までと違い分からず
- 下りでの安心感大
Mavic Cosmic Elite USTを選んだ理由
2006年に購入して既に15年使用したロードバイク(Trek2000)。このバイクを昨年末にオーバーホールするついでにコンポを全て入れ替えて最新のシマノ105に入れ替えました。11速化するにあたりホイールも交換することにしたのでMavic Cosmic Elite USTを購入することにしました。
Mavic Cosmic Elite USTを選んだ理由は、とにかくチューブレスの売りである乗り心地の良さを試してみたかったからです。加齢とともに段々とスピードよりも安楽さを求めたくなるのは自然なことで、しかもチューブレスの場合、チューブが無いことでチューブ⇔タイヤ間の変形や摩擦が無く走行抵抗も低くなるのでスピードを犠牲にすることが無いというのも素晴らしい!
乗り心地を改善するならもっと太いタイヤを履かせてもいいのですが、いかんせん手元にあるのは19c・20cも当たり前だった時代のロードバイク。タイヤのクリアランスに不安があります。そこでチューブレス。同じ太さでもエアボリュームが大きいので空気圧を落とすことができて実質太いタイヤを履いているのと同じこと。
これはもうチューブレスを試してみるしかありません。
とはいえ予算は限られているのでできるだけ安く仕上げたい。そこでMavicのCosmic Elite USTです。
海外通販なら4万円弱。送料入れても5万円を切っていました。さらにこの値段、なんとタイヤがついていての値段!タイヤが2本で1万5千円くらいするMavic Yksion Pro UST 25cを入れての値段なんです。なのでホイールだけなら送料いれても実質3万5千円。これは買うしかないでしょ、ということで購入しました。
ただ海外通販は使わず、たまたまYahooショッピングで安く売っているのを見つけて購入しました。5万4千円ほどだったので、海外通販よりも5千円程高いですが、納期も翌日だったし確実に届きそうだったのでYahooで購入しました。
実際に装着してみたところです。

ほぼ黒一色で地味といえば地味ですが、個人的にはシックでかっこいいです。一部だけ黄色でアクセントになっています。
この黄色の部分はステッカーなので近くで見るとちょっとショボいかも。

前後のハブにもワンポイントで黄色が入っています。ここは印刷なので質感良し。

リムに小さくCosmic Elite USTの文字あり。めちゃくちゃ小さいです。

タイヤはMavic Yksion Pro UST 25cが最初からリムに装着されています。

指定のタイヤ空気圧は最小5気圧、最大7気圧、推奨6気圧と記載があります。

実際にはMavicのアプリ「My Mavic」で体重・リム幅・タイヤ幅・用途を入力すると推奨空気圧を計算してくれます。私の場合は前が5.0気圧、後ろが5.5気圧なのでその空気圧にしてます。23cのチューブ入りタイヤから考えると低いですよね。
写真は撮り忘れましたが、これ以外にタイヤシーラント、シーラントを注入する注射器、バルブコア外しも付属していました。
実際に使ってみた感想
交換して半年ほど乗ってみた感想です。
乗り心地が本当に良かった
漕ぎだしてみてすぐに分かったのが乗り心地の良さ。前のタイヤがContinental GP4000S2で乗り心地の良さには定評あるタイヤでしたが、それと比較してもモチモチ感が違います。路面のザラザラした感じが無くなって、ヌメヌメ進みます。荒れた路面でも衝撃の角が取れた感じで確実に乗り心地は良くなりました。
もともと鈍感であまり変化には無頓着な(ランニングで靴の違いとかよく分からない=シューズレビューの記事が書けない)タイプなのですが、この乗り心地の違いははっきりと分かりました!お金出して買ってよかった!
高速域での伸びが若干良くなった、気がする…
Mavic Cosmic Elite USTはリムハイトが30mmとセミディープホイール、しかも重量も前後で1770gとしっかりと重量があるので、平坦や下りではエアロ+慣性モーメントの効果が出るはず。
という情報を頭に入れて、完全にバイアスがかかった状態で乗ると、40km/h弱からの高速域で速度をキープするのが楽になって、速度の伸びもあるような気がします。
ただ情報を忘れると今までと同じような感覚で乗るので、私のように鈍感な人には気付けるような差ではないかもしれません。
登りや漕ぎ出しは今までと違い分からず
下りや平坦向けなので登りや漕ぎ出しが重くなるかと思いましたが、こちらは鈍感さが良い方向に働いて、今までと違いがよく分かりません。そもそも脚が無さ過ぎて常につらいです。
下りでは安心感あり
下りだとタイヤがしっかりと地面に食いついてくれるので安心感が違います。タイヤも今までよりも23c⇒25cと太くなったことも安心感を向上させてくれます。もともと限界まで攻めるようなことはしないので、実際の性能差は分かりませんが…。
タイヤのはめにくさは未体験
チューブレスのネガが、リムにタイヤをはめにくいことと、ビードが上がらなくて空気を入れるのに苦戦すること。ただホイールに最初からタイヤを嵌めた状態で売られているのでこれはまだ未体験です。
空気は少し抜けやすい
付属のシーラント入れて使っていますが、空気の抜けは早いです。1週間たつと5気圧⇒3気圧くらいまで抜けます。月曜日に入れたら次は木曜日位には入れ直したくなる感じです。
まとめ
鈍感な自分でもはっきりと分かるほどチューブレス化で乗り心地が向上しました。タイヤ+ホイールのセットで考えるとかなり安くチューブレス化できる組み合わせなので、チューブレスに挑戦してみたい人・乗り心地を改善したい人にMavic Cosmic Elite USTはおススメです。