【2016~2017シーズン振り返り】サブ4失敗の反省とリベンジ
ランニングを始めた最初の年である2016~2017シーズンが終わりました。初フルマラソンでのサブ4を目標に練習を積みましたが、結果は4時間38分と未達成。
失敗したままでは終われません。PDCAサイクルを回して次のシーズンにサブ4を達成するために、サブ4失敗の原因と対策を考えてみることにします。
サブ4失敗原因
仕事による練習不足
レース自体はネガティブスプリットを刻み、30kmの壁も全く感じずに最後に力を出し切ることができた会心のレースでした。
つまりサブ4失敗は単に実力が不足していたということ。原因はトレーニング不足です。
大会2ヵ月前までは予定通りトレーニングを積めていましたが、そこから大会直前の2ヵ月間の走り込みが圧倒的に足りていませんでした。
下の図はランニングを開始した8月から本番の2月までの週間走行距離の推移です。
本来練習を最もしなければならない時期(グレーの時期)に、練習量が一気に減ってしまっていることがはっきりと分かります。その前までは着実に走行距離を伸ばせていたのに…
その原因はハッキリしています。
仕事です。
私はハードウェア製品を設計・開発するエンジニアですが、大会の時期は製品の開発計画上で重要な会議が集中している時期だったのです。その結果、担当している部品の不具合もあって対策に追われて、走る時間・余裕をなくしてしまったのです。
サラリーマンという立場では、仕事が忙しくて走れない、というのはごくごくありふれた理由。ありふれすぎて嫌になるくらいです。
反省点は3つあります。
仕事の波を考慮してエントリーする大会を決めなかったこと
製品の開発計画はエントリー時点で分かっていました。なので大会前に忙しくなってしまうことは事前に予想できたことです。
忙しくなる時期に大会が重ならないように、エントリーする大会を決めるべきでした。
仕事の波を予想したトレーニング計画にしなかったこと
トレーニング計画を事前に建てたときに、仕事の波は考慮していませんでした。
結果として、思い描いていたトレーニング計画は、仕事が忙しくなる時期に走り込みの時期を設定するものに。
トレーニング計画が思うように消化できなくなると、トレーニング自体が嫌になって走ることが億劫になってしまいました。
仕事が忙しかったからといって、週末等に全く走れなかったかというと、少しは走れたはず。
走れなかったのは上記の精神的な要因も大きかったように感じます。
そもそも仕事の波を少なくする努力をしなかった
ランニングという趣味を今後も長く楽しむためには、仕事のレベルアップが必要だと痛感しました。
継続してトレーニングを積むためには仕事の波を自分でコントロールして、狙った大会に、狙ったトレーニングを積んで挑めるようになる必要があります。
そのためにも仕事を進める上では、長期的な視点にたって、未来の問題の芽をこまめに摘み取って仕事の波を少なくすることが大事だと感じました。
サブ4再挑戦の指針
以上の3つの反省を踏まえて、サブ4再挑戦にあたっての指針を決めました。
- エントリーする大会は仕事の波を考慮して決める
- トレーニング計画は十分に余裕のあるものにする
- 長期的な視点に立って仕事を進める
具体的にどうするかを考えましょう。
1.エントリーする大会は仕事の波を考慮して決める
次に私の仕事で重要な会議が集中する時期は11月後半です。忙しくなってトレーニングが困難になるのは大体10月後半からと予想されます。
そこで次回に挑戦するターゲットとしては10月後半までの大会を選びます。
これで練習量を確保して大会に臨めるはずです。
2.トレーニング計画は十分に余裕のあるものにする
トレーニング計画は十分に余裕を持ったものにします。
ここで全面的にダニエルズ式の考え方を採用しようと思います。詳細は別記事で紹介しますが、4つのフェーズにそれぞれ6週間を充てて、余裕を持って脚力を養成していきます。
今までの練習では少しでも無理をしたり、ウォーミングアップをサボったりするとすぐに脚を痛めたりしていました。
これはその時点での実力に見合わないトレーニング内容を焦って実施してしまっていたことが原因です。ダニエルズ式のトレーニング計画では一つのフェーズに最大6週間をかけてじっくり鍛えていくものです。
この計画を採用することで焦って無理をしてしまうことを防ぐと同時に、どこかの期間で練習量が確保できなくても容易に取り戻すことが可能になるはずです。
3.長期的な視点に立って仕事を進める
サラリーマンという立場で仕事の対策も必要です。
自分の担当する仕事を長期的な視点に立って眺めることで、今本当にやるべき仕事が見えてくるはず。
具体的には毎週月曜日の仕事に取り掛かる前に、全体の開発計画と具体的にどう進めていくかを時間を取って点検することを実施してみます。