”2分間メソッド”でランニングを習慣化する
ランニングが健康に良いことは分かっている。そして実際に何回か走ったこともある。走っているときはキツイけど走り終えると何とも言えない達成感と爽快感で気持ちが良い。「これからはランニングを続けよう」、と思ったのにいつの間にか走らなくなってしまって続かない…
そんな人に、ランニングを習慣化する時にとっても有効な「2分間メソッド」を紹介したいと思います。
私自身もこの方法を使うことで、散々三日坊主だったランニングを習慣化することに成功しました。今では1時間程度のランニングを週3回コンスタントに行うことができるようになりました。体力もついたし、健康にもなって、気分も爽快で充実した毎日です。
ぜひ、あなたもこの方法でランニングを習慣化してみてください。
習慣化の大きな壁
習慣化の大きな壁となるのが、何かを新しいことをやる事に対する「精神的な抵抗感(メンタル・レジスタンス)」です。新しい習慣を始めたばかりの頃はモチベーションの高さと高揚感があるので、精神的な抵抗感があってもやれてしまうものです。
ランニングでも始めたばかりの頃は、自分は変わるんだというモチベーションがありますし、走ること自体も新鮮で楽しいものです。ところが何回か走ると、思ったよりも自分の身体の変化も無いですし(数回なら当然)、新鮮さも薄れるのでどんどんモチベーションが下がってしまいます。
そうなると精神的な抵抗感だけが残った状態になって走りに行くのが面倒くさくなって、「2日前に走ったから今日はまだいいか」とか、「今日は忙しいから次の機会に」とか自分の中で言い訳が勝つようになってしまい走らなくなってしまいます。
一方、走ることが習慣化されて慣れてくると、この精神的な抵抗感は大幅に下がります。例えば毎朝の歯磨きをいちいち面倒くさいなんて思いませんよね。同じことで習慣化さえできてしまえば精神的な抵抗感が問題になることはありません。それにこの頃になると自分自身の身体の変化も徐々に実感できるようになるので、モチベーションも再び上昇するようになります。放っておいても走るようになる立派なランナーの出来上がりです。
つまり新しい習慣を身につけるためには、最初の高揚感の時期が終わった直後の時期さえ何とか乗り切ればよい、ということになります。
そのための方法が「2分間メソッド」です。
2分間メソッドの内容
2分間メソッドの内容はシンプルです。
何か新しい習慣を身につけたいとき、そのことを「2分間だけやる」ということを最低限の目標にするというものです。
例えばランニングなら、週に決めた回数だけ「走る服に着替えて外に出る」ということを最低限の目標にする、ということ。たったこれだけのことでランニングを習慣化できる確率がグッと上がります。
ランニングに慣れていないときに、「これから30分走らないといけないのか」と思うのと「取り敢えず着替えて外に出るだけ」と思うのでは精神的な抵抗感は段違いに小さいですよね。
こうして精神的な抵抗感を大きく下げることで習慣化を促すのです。
外に出るだけなんて意味がない、と思われるかもしれません。ただ、何もやらないのと少しでもやるのとでは全く違います。続けているうちに精神的な抵抗感が減っていき、次はあの交差点まで走ろうかというような余裕が必ず生まれてくるからです。
私自身もランニングを始めたばかりの頃は高い目標を立てて挫折する経験を何度もしました。「せっかく走りに出たのだから、苦しくなるまで鍛えよう」とたくさん走ってしまって、次に走りに出るときに嫌になって走らなくなったりしたことは何度もあります。
2016年からはランニングを継続できるようになったのですが、習慣化できたポイントは2分間メソッドの「全く走らないよりはまし」という無理しない精神状態でした。
仕事や私生活にも活用可能です
ちなみにこの2分間メソッド、ランニングだけでなく仕事や他の私生活でも使うことができます。
例えば、「本を1ページだけ読む」とか「資料は最初の表だけ作る」とか目標を下げていくとうまくいきます。着手さえしてしまえば、案外やれてしまうものですよね。
まとめ
ランニングを習慣化するための方法として「2分間メソッド」を紹介しました。シンプルな方法ですが、私はこれでランニングや勉強を習慣化できています。
ランニングに限らず、新しいことにチャレンジする際は使ってみてください。やらなかった時とは全く違う未来が待っているはずです。