固定ローラーにスピードセンサーを追加
平日は仕事で外に走りに行くことができないので、ローラー台を使ってトレーニングしています。
ローラー台のいいところは思い立ったらすぐにトレーニングを開始できること。そして夜でも安全にトレーニングできること。今のところ平日は週3回ローラー台トレーニングすることをノルマにして励んでいます。
使用しているローラー台:Minoura(ミノウラ)LR341
使用しているローラー台はミノウラのLR341という最も廉価なバージョンのローラー台です。
廉価といえども機能は必要十分です。特にマンション暮らしの身としては静音性が気になるところでしたが、その点については全く問題ありませんでした。速度を上げてもローラー台から音や振動はほとんど発生しません。
どちらかというと自転車本体からのチェーンの駆動音が気になっていました。チャリチャリうるさいんですよね。ただ油を差して、リアディレイラーのインデックス調整をすることで全く気にならないレベルになりました。
客観的にどうなのかということで、隣のリビングで過ごしている妻に聞いても、音は気にならないそうです。それよりもトレーニング中の私の荒い息遣いが気になるとのこと。。。
静音性の次に気になるタイヤの削れです。固定ローラーではタイヤの削れが発生してすぐに消耗するという情報があるからです。
初めて使ったときはローラーにタイヤの黒い跡がつきましたが、どうもローラーの押し付け方が足りなかったようです。次に乗るときに思いっきり押し付けるようにしたら全くタイヤかすも出なくなりました。ちなみに使用しているタイヤはコンチネンタルのGP4000S2です。
Garminのログにローラー台トレーニングのログを残したい
ローラー台のトレーニングで不満だったのが、Garmin Connectにログを残せない点。
普段はGPSウォッチとしてForerunner410を使用していて、ランニングやサイクリングのログを取っています。このログの走行距離を積み上げたり、後からトレーニングを振り返ることはトレーニングのモチベーション維持に欠かせません。
その点ローラー台のトレーニングの記録が残せないのは不満。正確にはローラー台のログは残せるのですが、記録されるのは運動時間と心拍数のみ。これだけだと味気ないのが正直なところ。
そこでスピードセンサーを導入することにしました。
スピードセンサーの取り付け
購入したのはミノウラのスピードセンサーとケイデンスセンサーの一体型センサーです。
中身はWahooというメーカーのものです。Garmin純正のものは高かったのでこちらにしました。
一緒についてくるケイデンスセンサーとはペダルの回転数を測定するもので、ランニングでいうとピッチを記録してくれるものです。ケイデンスセンサーは特に必要なかったのですが、良さそうなスピードセンサーを探したらたまたま一緒のものだったので合わせて取り付けました。
早速自転車に取り付けました。取り付けは本体を輪ゴムやタイラップで固定するだけで非常に簡単。
次にGarminのGPSウォッチ(Forerunner410)側の設定をします。
Forerunner410の設定
Forerunner410でスピードセンサーからANT+で飛ばされる信号をキャッチできるように設定します。
写真のようにMenu画面からSettings -> Accessories -> ANT+ -> Bike Sensorに進みます。
そしてEnabledをYesに変更すると同じ階層のStatusがSearchingとなります。
この状態でペダルをぐるぐる回してスピードセンサーの信号を検出するのを待てばOKです。
最後にSettingのDatafieldで速度とケイデンスと距離を表示する画面を追加します。
これで準備は完了。後は普段のランニングと同じように記録をすれば自動でGarmin Connectにログを上げてくれます。
トレーニングに使用してみての感想
早速使ってみましたが、リアルタイムで速度とケイデンスが表示されると実際に走っているようで楽しいです。
それにローラー台の負荷レベルの設定が実走と比較してどんなものかのイメージもつきやすい。例えばローラー台の負荷レベル1で25km/hくらいで走ったときの心拍数が130位になります。
外で平地を走ったときに心拍数130で大体25km/hで巡航できるので、負荷レベル1は平地を走ったときの負荷と同じレベルだとわかりました。
トレーニングのログが残るのも嬉しいところ。これからどんどん走行距離を積み上げたいところです。
ワット数への換算
スピードセンサー追加によって走行速度を測れるようになりました。実は走行速度と負荷レベルが分かればミノウラの資料(pdf)からワット数が分かります。
ランニングと異なってサイクリングは平均速度が高い領域での走行となるため、風などの影響を強く受けるため、あまり実力を表すのにペース(平均速度)を使用しないようです。
ワット数ならば単純にその人が出せるパワーなので単純明快。というわけで自転車乗りはワット数で実力を表します。
ミノウラの資料を見ると負荷レベルごとのワット数とスピードの関係は下のグラフの通り(引用元:http://www.minoura.jp/japan/download/manual.html)。
このグラフを使えば自分の実力把握になりますし、パワートレーニングも可能です(タイヤの押しつけ方で変わるようなのであくまで目安ですが)。
そんなわけでローラー台周りの環境が整ってきました。こんなに頻繁に自転車トレーニングができるとはローラー台はありがたいです。しかもマンション住まいでも十分使用できる静音性です。これからガシガシトレーニングしたいと思います。