書評|「レースに勝つための最強トライアスロントレーニング」青山 剛 監修
今年(2022年)の目標は昨年コロナによる大会中止によって叶わなかったトライアスロンデビューです。
去年の時点でも完走はできるなと自信を持つくらいにはトレーニングできていたのですが、今年はせっかくなのでちゃんとトレーニングを積んで、完走だけでなくタイムも意識して楽しみたいと考えています。
そこでトライアスロン関係の書籍も改めて読んで、本気で準備していきたいと思っています。まずは青山剛さん監修の「レースに勝つための最強トライアスロントレーニング」を購入して読んでみました。
印象に残った点
読んでみて印象に残った点は、
- ランとスイムの持ちタイムで級分けして、トレーニングメニューを提示
- 本練習(ストレングス)前のストレッチ+スイッチの推奨
です。
1.級分けとトレーニングメニューの提示
この本全体で繰り返し述べられていることが、しっかり鍛えてちゃんと完走できる実力をつけましょう、ということです。例えばトライアスロンを目指してトレーニングするなら、マラソンでのサブ4くらいの体力が無いと厳しいといった具合です。
その中で、ランとスイムの持ちタイムで級分けがなされていて、オリンピックディスタンスなら3級、ミドルなら2級、ロングなら1級レベルにはなりましょう、ということが示されていて明確です。実際、あまりに実力不足でトライアスロンに出ても単に完走できないというだけでなく、事故やケガのリスクは上がると思うので、このように明確な指標を示すのはいいなと思います。
ちなみに自分の級は、スイムのタイムが足を引っ張って3級です。タイムを意識するには本番までまでに1級を目指したいです。
トレーニングメニューも級ごとに示されています。メニューの種類自体は少ないのですが、基礎期と適応期(本番へ向けた実戦的な練習)に期分けされているので、どのように本番に向けて移行していくのかエッセンスを把握することができます。
2.本練習(ストレングス)前のストレッチ+スイッチ
この本のメインの一つが、本練習(ストレングス)前にウォームアップとして使う筋肉や関節をほぐすストレッチと、体が正しく動けるように各機能を呼び覚ますスイッチ、という2種類のエクササイズを強く推奨していることです。優先度的にはストレッチ>スイッチ>ストレングスの順とのこと。
コーチとして指導したトライアスロンのオリンピアンの中西選手も、スイッチ運動を取り入れて一気に成績が上がったそうです。
私的にもこれまであまりこういったトレーニングをしていなかったこともありますし、じっくり長期的に(怪我なく)能力を伸ばしていきたいので導入しようと思います。
ここ2週間くらい実際にやってみていますが、共通のスイッチ運動の腹筋使うやつが難しいですね。動きはできるのですが書かれている回数はしんどい。個人的に腹筋周りが弱いなあと感じていましたが、改めて明らかになりました。継続していきます。