走っても痩せない3つの理由
皆さんの走る目的は何でしょう。純粋に記録向上に燃える人もいれば、ストレス解消のためという人もいるかと思います。
その中でも多いと思われるのが、痩せるため・ダイエットという方ではないでしょうか。
イギリスの新聞Gardian紙の記事”Why don’t people always lose weight when they run? “によると、ヨーロッパ七ヶ国の3500人への調査では40%の人がダイエットのために走ると答えたそうです。
しかし以前のこのブログの記事でも書いたとおり、私は4ヵ月のランニングでも体重に変化がありませんでした

その理由についてGardian紙の記事で書かれていたので、紹介したいと思います。
1.身体がカロリー消費を減らそうとする
アリゾナ州立大学のGlenn Gaesser教授によると、人それぞれに適正な体重があり身体が自ら調整して、その体重を保とうとするとのこと。
身体が痩せ始めると、運動していない時のカロリー消費(つまり代謝)が落ち、また運動したときの消費カロリーも減ります。
そうして消費カロリーを減らすことで、体重の減少を食い止めようとするのです。
にわかには信じられない話です。運動すれば代謝が良くなって消費カロリーも増えそうですよね。しかし消費カロリーが増えるのは全身の筋量が増えたときの話。体重が落ちて筋量が減れば、やはり代謝が落ちてしまうのです。
これを防ぐためにはタンパク質を多くとるなど、食事の内容についても同時に見直す必要があります。
2.運動量が落ちる
次に運動することで、運動量が落ちるという理由です。
一見なにを言っているのか理解しがたいですよね。
実験で、普段運動をしない人に30分から40分のランニングを週に3~5日実施させたそうです。その結果、何人かは、ランニングしていない時間の活動量が落ちて、生活時間も含めたトータルの運動量が落ちてしまったのです。普段、一日7000歩程度あるいていた人が、運動を始めてから3000歩程度しか歩かなくなったとのこと。
非常に思い当たる内容ではないでしょうか。ランニングするとその日は満足してあまり動かなくなるのはよくあることです。
対策としては、とにかく普段の生活でも動くことを意識すること。また歩数計などをつけて数字で管理する方法がおすすめです。
3.食べ過ぎる
これはまさに自分です。ランニングするとお腹がすきますよね。消費したカロリーを過大に見積もると必ず食べ過ぎてしまします。
以前の記事で月間走行距離と1日に余分に食べていいカロリーを紹介しているので、それを参考にしてみてください。

まとめ
漠然と走るだけでは、運動で消費したカロリーの分を身体は取り戻そうとします。
食事の内容、量、走るとき以外の生活を見直すことで、確実に痩せられるのではないでしょうか。