フルマラソンの楽しさとは?
先週の日曜日に開催されたしまだ大井川マラソンinリバティ2018に出場してフルマラソンを走ってきました。

フルマラソンを走るのは3回目ですが、今回初めて失敗レースを体験することになりました。
今回のマラソンが失敗だったと感じたのは後半ペースを落とした上に(今までの2レースはいずれも後半ペースを上げています)、途中走るのがつらくて歩いてしまったからです。
しかし、今回反省と同時にフルマラソンというものの楽しさの片鱗を感じることができたので紹介したいと思います。
今回のマラソンの反省点
今回のレースの反省点は3つあります。それぞれ順番に上げていきます。
1.練習不足
今回は去年と比較して明らかに練習不足でした。
月間走行距離で比較すると実はそれほど差が無いのですが、去年は30km走もしましたし、それ以外にも26km走を1回、そして毎週のように閾値走を実施していました。
一方今年はというと、ジョグペースのランニングがメインでたまに流しを入れる程度。距離も最長で帰宅ランの18kmと話になりませんでした。
また直前以外の練習はというと7月、8月は暑さもありましたがほとんど走らず、9月も台風が毎週末到来してあまり走れなかった。これではフルマラソンに対応できる脚力はできませんね。
素直に練習不足が反省点です。
2.ペース設定ミス
練習不足が今回だけかというとそうではありません。
初フルマラソンの2017年2月の高知龍馬マラソン。このときも練習不足でした。ただこの時はネガティブスプリットでラストスパートまで入れて走りきることができました。
この時と今回の違いはなんだったんでしょうか。
それはペース配分だと考えています。高知龍馬マラソンの時は練習不足を客観的に考慮してキロ6分30秒〜7分のペース設定で臨んで成功しました。
一方今回はキロ6分ちょうどくらいにペース設定。結果として後半失速して歩いてしまいました。現時点での練習量や実力を冷静に見つめずに、過去のサブ4したという実績からこれくらいいけるだろう、という願望でペース設定してしまっていたのです。
仮に6分30秒で最初からペース設定できていれば、4時間30分は切れたはずでした。
3.目標設定が無かった
3つ目の反省点が、今回のレースでの目標設定を具体的にしていなかったこと。
タイムを狙うのか、練習代わりにゆっくり完走を狙うのか、ファンランで楽しむのか、どれもこれも考えて走っていませんでした。
去年サブ4を達成したときは、4時間を切るという明確な目標があったので、後半つらくなった時にも諦めずに走りきることができました。
それが今回は目標がないために、エイドでの休憩時間も、歩いている時間も、自分の中で歯止めがきかずに必要以上に長くなってしまったように感じます。
もっと具体的な目標があれば頑張れたはず。
今回わかったフルマラソンの面白さ
レースを振り返っていろいろと反省していると、逆にフルマラソンの面白さがわかってきました。もっと経験を積めばさらに面白さが分かりそうですが、現時点で分かったことを3つ紹介します。
練習の積み重ねが重要
夏休みの宿題や定期テストと違って、フルマラソンでは一夜漬けは効果がありません。
マラソンの記録を伸ばすためにはある程度の期間継続してトレーニングする必要があります。
本番のレースはあくまで答え合わせ。
目標に向かってレースまでに積み重ねていく練習こそが、このスポーツの本編なのかもしれません。
ペース設定の難しさ
本番レースは答え合わせとはいえ、正しいペース設定が重要です。
マラソンの難しいところは、最適ペースは以外と負荷が低いというところです。5kmや10kmのレースだと、割と苦しいペースが最適ペースなので自分自身の感覚に頼ってもそれほどオーバーペースになることはありません(苦しいですからね)。
一方マラソンでは感覚的にはまだまだ早くできると感じるペースが最適ペース。つまり感覚に頼るとオーバーペースになってしまいがちなのです。つまり事前に客観的な数字でペースを設定していくことが大事です。
ただ正しいペース設定のためには、自分の願望や過去の経験に目を曇らせることなく、現実を直視しなければなりません。
自分の現時点の走力をいかに見極めてペース設定できるか、そしてそのペース設定を本番の状況に合わせて調整できるか、この部分にマラソンの面白さがあると感じました。
まとめ
3回目のフルマラソンで初めて失敗を体験しました。
ただこのレースから学ぶことは多く、フルマラソンの奥深さと楽しさを教えてくれたように感じます。
この反省を生かして、2月のレースではサブ3.5という目標を達成したいと思います。