手動ミルで贅沢なコーヒータイムが手軽に
こんにちは。コーヒー大好き人間の@taku.2brunnerです。
1日3杯以上は必ずコーヒーを飲むのですが、節約のために毎朝その日に飲む分のコーヒーを家でドリップして会社に持って行っています。
そのコーヒー、以前はミル付きのコーヒーメーカーで淹れていました。それが壊れたのを機に今はハンドドリップで淹れています。
豆を手動のミルで挽いて淹れているのですが、このコーヒーを淹れる時間がなんとも心が落ち着く良い時間なんですよね。
淹れたてのコーヒーは香りも味も良くて、下手な喫茶店よりは家コーヒーのほうが美味しい位です。
カフェインは有酸素運動の能力を上げてくれるため、走る前にコーヒーを飲むランナーも多いと思います。
そんなコーヒータイムを豊かにしてくれるポーラックの手動ミルについて紹介したいと思います。
美味しいコーヒーを飲むためのポイント
美味しいコーヒーを淹れるためには、いろんなコツがあるようですが、全てのポイントを押さえるのは我々素人には無理な話。
ただ一番大切なポイントを押さえておけば、十分に美味しいコーヒーを淹れて飲むことができます。
その一番基本で大事なポイントとは、焙煎したての豆を、挽いてすぐに淹れる、ということです。
コーヒーの美味しさの重要ポイントが豊かな香り。この豊かな香りの元となる炭酸ガスは焙煎することで豆の中に発生して、その後は徐々に抜けていきます。
なので焙煎後は速やかに豆を使うことが大事です。
特に挽いて粉にしてしまうと、空気に触れる表面積が大きくななります。この状態だとガスがどんどん抜けて香りのないコーヒーに。
豆はまだ焙煎後に冷凍しておけばガスの抜けを抑えられますが、粉はそうはいきません。
そこで粉を買うのではなく、豆を買って家で飲む直前に挽くことがおすすめなのです。
コーヒーミルの種類
コーヒーミルを選ぶにあたって調べると、おおよそ4種類のミルがあることがわかりました。その4つとは、
- 臼式の電動ミル
- ブレード式の電動ミル
- カット式の電動ミル
- 臼式の手動ミル
1と4の臼式はセラミックの臼を回転させてコーヒー豆を挽くものです。また2のブレード式は回転するプロペラで豆を挽くコーヒーメーカ等に標準的に装備されている方式。普通のミキサーと同じ方式です。
3のカット式は回転する円盤で豆を挽く方式。
大まかな特徴を一覧表にまとめると次の通りのようです。
方式 | 豆の粒度 | 挽き具合の調整 | 挽く時間 | 値段 |
臼式電動 | △ | △ | ○ | ○ |
ブレード式電動 | × | × | ○ | ○ |
カット式電動 | ○ | ○ | ○ | × |
臼式手動 | △ | △ | × | ○ |
ブレード式は2000円程度で買えるのでコスト的にはいいのですが、コーヒーの質という点ではイマイチのため、選択肢から外れました。
カット式は業務用でも使用される方式のため、全てにおいて優れていますがいかんせんコストが高い。エントリークラスの定番機のカリタのナイスカットGでも2万円ほどします。またキッチンに置き場所を確保しないといけない点も気になる所。
電動の臼式はコストは5000円〜とまずまず。ただブレード式からどの程度、コーヒーの味が向上するのか分からないし、この値段をせっかく出すのであればカット式のミルでもいいかなというのが感想。また高速で挽けるのは利点ですが、同時に発生した熱によって香りが飛んでしまうこともあるということから購入を見送ることに。
結局、購入したのは同じ臼式で手動のミル。デザインもモダンで、コンパクトなポーレックスのハンドミルです。
ポーレックスのコーヒーミルレビュー
見た目はシンプルモダンな感じでいいデザインだと思います。
ハンドルは取り外し可能。取り外せばとてもコンパクトになります。一部レビューではハンドルが取れやすいとありますが、2年間使用していますがそれほど取れやすいとは感じません。
豆の挽き加減はダイヤルで調整可能。クリック感があるのでクリック数を数えれば挽き加減が調整可能です。
良かった点
- コーヒーの味が良い!
- 手入れがしやすい
- シンプルで嵩張らない
- コーヒーを挽く時間が癒されタイムに
- 耐久性が高い
まず何よりも良かったのが、コーヒーの味が格段に良くなったことです。今までのコーヒーメーカーに付いていたブレード式のミルで挽いていたものとはまるで別物になりました。香りが立って味も雑味が少なくなりよりクリアな味わいに。下手なカフェで飲むよりも美味しいので、家でコーヒーを飲むのが楽しみになりました。
次に良かったのが手入れのしやすさです。下の写真のように簡単に分解できます。分解後の部品点数もたった8点。水洗いした後は簡単に組み立てることができます。

構成部品は8点で簡単に分解・組み立て可能。
さらに良いのが本体の小ささ。テレビのリモコンくらいの大きさなので使わないときはキッチンの棚の中に入れておけばOK。
予想外に良かったのが、コーヒーの豆をゴリゴリと挽いている時間が思いのほか自分を癒してくれること。黙々と回しているとだんだんとコーヒーの良い香りが漂って、ああこれから自分はコーヒーを淹れるんだな、という気分になってきます。そうして淹れたコーヒーの美味しいこと。おそらく自律神経を整える働きもあるんじゃないかと。
ちなみに回す力はそれほどいらなくて、5歳の娘でも回せるくらいです(2歳の娘は無理でしたw)。
また耐久性も抜群です。購入したのは2年前ですが毎日コーヒー3杯分の豆を挽き、何度も分解して洗って組み立てを繰り返していますが何のガタもきていません。全く問題なく使用できています。
良くなかった点
- 挽き加減の調整が難しい
- コーヒー豆の投入口がちょっと小さい
逆に良くない点として、豆の粒度をダイヤルで調整可能ですがそれが難しい。一応、ダイヤルにクリック感があってその数を数えておけば良いのですが、いつも洗った後にだいたい7クリックくらい回した後は、コーヒーを淹れる度に前後に調整するので結局クリック数がいくつだったのか良く分からなくなるんですよね。まあ、何回か淹れれば合わせられるのでそれほど真剣に対策はしていません。
またさらに些細な点で、本体がコンパクトな分、コーヒー豆を投入するときにどうしてもこぼれ落ちることがあります。まあこれも慎重に入れれば問題なく入るので慣れの問題です。
カフェインが気になる人は
カフェインは適量であれば効能も多いですが、摂りすぎによる副作用が気になる人もいるかと思います。そういう私も、低体温に苦しんだ時期があり、自律神経を乱して冷えを呼ぶとされるカフェインを減らしています。現在はランニングによる体質の改善のお陰でしょうか、低体温が出ることはほとんど無くなったのですが、念のためにカフェインを摂りすぎないようにしています。
ただコーヒーが大好きなので、飲む回数を減らすのは難しい。ということでデカフェをブレンドすることでカフェインの量を調整しています。

最初はデカフェがどこで売っているのか分からなかったのでスターバックスの店舗で売られている豆を購入していたのですが、はっきり言って値段も高い(200gで1200円くらいします!)し、いつ焙煎されたのかわかりませんが香りも完全に抜けてしまって味もイマイチです。
最近はAmazonで比較的安く手に入る下記2つの豆を交互に購入しています。2kgで3000円ちょっと(200gで300円程度)なので普通のコーヒー豆よりも安いくらいです。しかもどちらも注文を受けてから焙煎して発送してくれるので、味も香りも普通のコーヒー豆と遜色ないです。お湯をかけたときの膨らみもバッチリです。
朝の目覚め時にはカフェイン入りのものを飲んで、それ以降はデカフェを飲むようにすればカフェインを摂りすぎずにコーヒーを楽しめますよ。
まとめ
本格的なコーヒーを楽しみたいけど、カット式の電動ミルは高すぎる。
そんな人には手動のミルでコーヒー豆を挽いて淹れることをお勧めします。値段も手頃だし、コンパクトで嵩張らない。また豆を挽く行為そのものが癒しとなってコーヒーを楽しむ時間をリッチにしてくれます。
ポーレックスのコーヒーミルはミルに必要ものを兼ね備えていて、不満な点がほとんどありません。値段も手頃なので、是非試してみてください。