自転車走行時の安全確保に、明るいリアフラッシャーCatEye Rapid X3がおすすめ
車道を自転車で走る時、後ろの車がちゃんと自分を認識して避けてくれるかどうか不安になることは無いでしょうか。
この記事では毎週末の早朝ライドをしている私が使っている明るいリアフラッシャー”Cateye Rapid X3”を紹介します。このライトを使うことで後続の車からの認識度が断然に向上して、より安全にサイクリングを楽しめます。
後ろからの車が怖い
ロードバイクのようなスピードのでるスピード自転車では基本的に車道を通ることになります。そもそもロードバイクで走るような田舎道では歩道がないことが多いので、そういった場所では必然的に車道を走ることになります。
車道を走る際に怖いのが、後ろから抜かしていく自動車です。こちらをしっかりと認識して避けて抜かしてくれる自動車がほとんどですが、こちらに気付いていないのか、あるいはワザとか分かりませんがギリギリを猛スピードで抜かしていくような車も時々あります。
特に暗い時間だと、こちらをちゃんと認識してくれているか不安になることが多いです。特に私が走っている早朝の時間帯は自動車が少ない分、走っている車のスピードも上がって危険です。さらに自動車側としては自転車がこんな時間を走っているとは思っていないようで、すごいスピードで直前まで接近されてヒヤリとすることがありました。
自動車による追突事故は致死率が高い!
さらに怖いのが、自動車による追突事故は深刻な事故となる確率が高いということです。交通事故分析事故センター(ITARDA)の資料によると、自転車の死傷事故全体の件数では自動車による追突事故の占める割合は8%(1位は出会い頭の26%)。ところが、これを死亡事故のみに限ると、自転車の死亡事故のうち追突事故の占める割合は48%!と占める割合が跳ね上がるのです。
特に夜間に限ると死亡事故の62%が追突事故となっており、いかに後ろの自動車に気付いてもらえるかが安全のための最優先事項であることが分かります。
そこで必要になるのが、自転車の後ろに取り付けるライトであるリアフラッシャーです。ライトを点灯、もしくは点滅させることで後ろの車に自分の存在をアピールして気付いてもらうためのものです。
目的から考えると、明るくて目立つリアフラッシャーがおすすめです。そこで私が選んだのがCateyeのRapid X3です。

Rapid X3の特徴とレビュー

Cateyeの詳細スペックは公式Webを参照してもらうとして、特徴的な部分を抜粋すると以下の4点となります。
- 150ルーメンの大光量かつ面発光でアピール力抜群
- 発光パターンを6つ搭載していろいろな場面に対応
- ライトの半分ずつで違う発光パターンを設定できて道交法にもこのライトひとつで対応
- USBでの充電式
150ルーメンの大光量かつ面発光
Rapid X3の光量は最大150ルーメンです。150ルーメンといえばメインのフロントライトでも使えるような明るさです。
さらにRapid X3の外観から分かるように、発光部の面積がとても広いです。

面発光のLEDを搭載しており実際の発光パターンも全方向に発光するので車へのアピール力が抜群です。実際に着けてみても明らかに抜かしていく車が自分のことを意識してくれていることが分かります。かなり手前からエンジンを抜いて減速してくれているのがエンジン音からも分かるんですよね。危険な目にあうことはほとんど無くなりました。
6つの発光パターンを搭載
発光パターンも豊富で6つのパターンを搭載しています。本体側面のボタンを押すごとにハイ/ロー/点滅/ラピッド/グループライド/デイタイムハイパーフラッシュの順番に切り替わります。言葉だと説明しにくいので動画で撮影してみました。
実際の走行で使いたいのは点滅またはラピッドのように点滅するモード。なぜならそちらのモードの方がドライバーに認識してもらいやすいから。人の目は動きのあるものには気付きやすい反面、動かないものに対しては気付くのが難しくなるものです。おそらく狩りをしていたときの機能だと思います。私も普段のソロライドでは点滅モードを使用しています。
グループライドモードは優しい点滅で、後ろに着いた人が眩しくならないようになっているモードです。その名の通り夜間にグループ走行するような時(ブルベとかでしょうか?)に使いやすそうなモードです。
デイタイムハイパーフラッシュはかなり明るい点滅をするモードです。明るい昼間でも後続の車のドライバーに認識してもらうためのモードです。夜に使うと車のドライバーに少し迷惑がかかりそうです。
本体の左右半分ずつで違うモードを設定可能
Rapid X3の本体は縦で半分に分かれていて、左右半分ずつが完全に独立しています。
それぞれでモードを独立して決められるので、左半分は常時点灯、右半分は点滅といった光らせ方ができます。より目立ってアピールできるという利点ももちろんありますが、それ以上にありがたいのがライト一つで道路交通法を満足できるという点です。
道路交通法でのリアライト(尾灯)の規定
道路交通法第52条と第63条の規定から、自転車は尾灯(リアライト)もしくは反射器材(リフレクター)をつける必要があります。注意が必要なのは尾灯とは常時点灯のライトを指し、点滅モードでは尾灯をつけているとはみなされない点。つまりリアフラッシャーを使う場合、それとは別に常時点灯のライトもしくはリフレクターをつける必要があるのです。
その点、Rapid X3だと左半分は常時点灯、右半分は点滅という設定ができるので一つのライトで法規を満足することができます。素晴らしい。
USBでの充電式
乾電池式ではなく、USBで充電可能なリチウム電池を搭載しています。USBの充電口はマウント用のラバーを外すと出てきます。


ゴムで自転車に固定する方式で簡単に取り外せるので充電するのも簡単です。ブルベ等で使われる方は途中で購入できる乾電池式の方が良いでしょうが、普段使いであれば懐に優しいUSB充電式の方が嬉しいですね。私は暗い中長時間走ることはないのでUSB充電式派です。
まとめ
CateyeのリアフラッシャーRapid X3についてレビューしました。面発光LEDを搭載した広い照射範囲と150ルーメンの大光量、そして多彩な発光パターンにより暗い道でのライドをより安全にしてくれます。