SONY MDR-AS200をランニング用イヤホンとして使用した感想
ランニング用にSONYのイヤホンMDR-AS200を購入しました。1ヵ月使用してみたのでレビューしたいと思います。
(2017.11.18追記)末尾に1年後の状況についても追記しました。結論として音質の悪さ(低音がスカスカ)に我慢ができずにipodの付属イヤホンに戻ってしまいました。
1.購入した経緯
普段使っているイヤホンはRHAのMA750です。これは転職したときに前の職場の人たちから退職祝いにいただいたものです。このイヤホンの音質は素晴らしく、全く不満がありません。しかしランニングに使用するには少し高価すぎて(1万円以上します)ためらわれるのと、カナル型のため周りの音が聴こえづらくて危険です。
そこでランニング用にはゼンハイザーのMX375を使用していました。これはカナル型でないので周りの音も聴こえ、また音質もそこそこよかったので特に不満はありませんでした。
しかし防水ではないので、夏場のランニングで汗によって片方のユニットから音がでなくなってしまいました。
その後はipodの付属イヤホンを使っていましたが、私の耳の穴が大きいせいもありランニング中に動いたり取れたりと問題があり、新しいイヤホンを探していました。
イヤホンを探すにあたっての条件が次の4点です。
- オープン型である(周りの音が聴こえる)
- 耳に固定できる
- 安さ(1400円位)
- (できれば)防水・防滴仕様
特に優先したのが1です。スポーツ用のイヤホンで調べるとほとんどがカナル型。カナル型は周りの音が聞こえません。なぜこれをランニング用のイヤホンとして売っているのか疑問に感じます。
また個人差があるかもしれませんが、カナル型では線が擦れる音や、足音、息の音などが頭に響きます。この点でもランニングには適さないのではないでしょうか。
そんな中、見つけたのがSONYのMDR-AS200でした。
2.実際に使用した感想
いい点
- 周りの音がしっかり聴こえる
- 耳への固定がしっかりしている
- コードを服に固定するクリップ付き
- 防滴仕様
まず一番気にしていた周りの音の聞こえ具合ですが、いままで使用してきたイヤホンと比較しても非常によく聴こえます。音楽をかけていなければ、イヤホンをしていない時と同等といってもいいぐらい。なので音量控えめならば、普段の街の音の聞こえ方に加えて、BGMとして音楽が聴こえるような感じで、とてもランニングに適していると思います。
耳への固定は柔らかいシリコーン状のリングで固定しますが、長さを調整できるため耳にとてもよくフィットします。インターバル走でダッシュしている時でもずれるようなことはありません。本体が軽いおかげで耳につけているのを忘れるくらいフィット感はいいです。またコードを服に固定するクリップが付属しているため、コードも腕ふりの邪魔にならない場所に固定することができます。
また防滴仕様のため、多少汗かきな人でも問題ありません。私は非常に汗をかく体質なのですが、100km以上使用した範囲ではまだ壊れるようなことはありません。
良くない点
- 音質が軽い
- クリップの作りがおかしい
不満点として強いてあげるなら上の2点になります。
まず音質ですが、若干低音が弱くてシャカシャカした音質です。周りの音を聴こえるようにするため、低音が犠牲になったように感じます。静かな環境で音楽を聴くには物足りないかもしれません。ただし私のようにランニングでの使用目的であれば全く問題ないと思います。それ以上に周りの音が聴こえるというメリットがあるので。
服に固定するクリップがあるのはうれしいですが、作りがおかしいです。うまく説明するのは難しいのですが、普通のクリップならお尻をつまめば口が開くと思います。こいつは口を開くためにはお尻も開く必要があって、片手でクリップの場所を変えたりすることが難しいです。
なんでこんな形にしたのか。特許回避?
もともとおまけで付属しているようなものなので、不満があれば100円ショップなどでクリップ購入するのがいいと思います。
3.まとめ
SONYのMDR-AS200は安全にランニング中に音楽を楽しみたい方におすすめです。
機能としては全く問題ないです。音質もカナル型と比較すると若干劣りますが、その分周りの音が聴こえるというメリットを享受することができます。
値段もお手頃なので試しに買われてもいいのではないでしょうか。→その後結局音質に不満が出て使っていません(追記参照)。
追記、その後の使用状況
この記事を書いて一年後の追記です。
このイヤホンについては結局使用しなくなってしまいました。一番の理由は音質です。上記レビューでも書きましたが低音がどうしても少なくてスカスカな音だと感じます。まだipodに付属しているイヤホンのほうが音質が良いと感じるようになってしまい、ipod付属イヤホンに戻ってしまいました。
低音が必要ない人、音質にこだわらない(いままであまりイヤホンを使ってない)人は使用しても問題ないかと思いますが、あまりおすすめはしません。