ランニングで自転車は速くなるのか?
先月、フルマラソンに初めて挑んでサブ5で完走しました。
ランニングを開始したのは去年の8月。それから約半年間はランニングに専念してトレーニングを重ねました。
といってもたいした量ではないですが。。。
この半年間のランニングのトレーニング。その前後で自転車は速くなったのか?
気になったので同じコースを走ったときの記録を比較してみました。
これまでのトレーニング
ランニングを開始する前、運動はほとんどしていませんでした。
10年前にロードバイクを購入してサイクリングはしていましたが、就職してからは乗らないまま5年以上。
ただ去年の5月からは再び乗り出して、月に2回くらいの頻度でサイクリングに出かけていました。
このサイクリングの再開が自分の中の運動熱を高めて、その後のフルマラソンへのエントリー、ランニングの開始へとつながっていきます。
ともかく、ランニング開始前までほとんど運動していなかったので、その当時の自転車の実力より今のほうが速くなっていたいもの。
比較するコース
コースは全長35km。累計獲得標高は470mでコース中間に5km、280m upの峠があります。峠の平均勾配は5.8%。
コースのスタートから5kmくらいは市街地で信号ありのほぼフラット区間。そこから峠までのアプローチは1%くらいの勾配でほとんど信号無し。
峠も含めて25km位は信号がほぼないので、2時間以内にお気軽に峠を味わえる良いコースです。
また5kmのヒルクライムは運動時間が20分程度なので、閾値(Threshold)走に最適です。
閾値(Threshold)走について
ここでの閾値(Threshold)走とは、乳酸が溜まりだすポイント(LT)で走ることを指します。自転車でもランニングと同じくダニエルズ式の考え方をあてはめています。つまりレースで60分間、練習では20~30分間は維持できる程度のペースで走ります。
私の場合、このペースでランニングしたときの心拍数が165前後。そこで自転車でもこの165前後を閾値走と定義して使用しています。
4月に出場する伊吹山ヒルクライムは全長17km、標高差1075mのコース。私の目標タイムは1時間8分です。なので丁度閾値走のペースが目標タイムのペースになります。
そこで大会までのトレーニングではLTの改善を狙って、閾値走を週末のトレーニングに入れているのです。
ランニング開始前後での比較
それではランニング開始前と現在とで同じコースを走ったときのタイムを比較します。
- ランニング開始前:1時間44分(平均速度 20.7km/h)
- 現在:1時間28分(平均速度 24.1km/h)
走行時間は16分も速くなって、平均速度も3.4km/hも上がっています。
ランニング開始前はほとんど運動していなかったので、速くなって当然ですが、ランニングの効果が確認できてよかった。
さらに速度のグラフを描くと下図のようになりました。
ゆるい勾配区間とヒルクライム区間で速度の上昇が顕著です。
もとが遅い人であればランニングでもトレーニングしていれば自転車は速くなれる、という結果が得られました。
これからの平日のローラー台トレーニングと週末の閾値走でどの程度速くなれるのか。
このコースでベンチマークしながら報告していきたいと思います。