久しぶりのカメラネタ。
ソニーのミラーレス一眼α6500を使っていると、AF/MFとAEL切り替えレバーに意図せずに触れてAELに切り替わっていることが良くあります。そのこと自体が問題なのかどうか把握しておくべきなのですが、実はAELという機能がなんなのかよくわかってませんでした。そこで勝手に切り替わった時に問題無いかどうかを少し調べてみることにしました。
AELの機能とは?
AELとは”Automatic Exposure Lock”の略で、「自動露出固定」とでも訳せばいいのでしょうか。その名の通り自動露出制御で決まった露出を固定する機能です。
いまいちピンとこないので具体的な使用場面を考えてみることにします。
例えば窓がある屋内などの明暗差が大きい場面で、露出が変わらないように複数枚の写真を撮るような場面で使うのかな、と思い試してみました。
試してみた
写真を撮っていて良く失敗するのが、屋内での露出。特に後ろが明るい窓になっていルような時。人に露出を合わせて撮影していたのに、少しカメラの向きや構図を変えると窓の外に露出があってしまい、撮影したい人が真っ暗になってしまうような失敗です。
例えばこんな感じです。角度を調整して露出を合わせてクマの人形が最適露出になるように撮影してみます。
その状態から少し角度を変えると…
自動露出調整された結果、背景の明るい窓の影響でクマの人形は暗く写ってしまいます。
次にAEL機能を使ってみます。まずは同じようにある角度で露出を合わせて撮影。この時は特に何も変わった操作は必要ありません。
そして、AELのボタンを押しながら角度を変えて撮影してみます。
今度は露出が前の写真の時と固定されているので、クマの人形の明るさを変えないまま撮影ができています。
これは便利な機能です。
結局間違えてレバー切り替えていて問題あるの?
α6500でのAELの使用方法ですが、AF/MF⇔AEL切り替えレバーをAELに倒します。そして露出を合わせた状態にしたうえで、真ん中のボタンを押すと露出が固定されます。
使用方法から分かるようにAELにレバーが切り替わっていても、真ん中のボタンを押さない限り、露出は固定されません。つまりボタンさえ押さなければ通常使用と変わらないということになります。なので間違ってレバーを切り替えていても何も問題有りません。ただしAF/MFの切り替えをするつもりでボタンを押したときは露出が固定されて意図しない使われ方になりますが、これはこれで使っているときにすぐに気づきそうです(フォーカスが思い通りにできないので)。
結論:切り替わっていても問題無し
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