事前アナウンスで台風の影響でスイムは1.9km⇒0.95kmへの短縮となりました。せっかく綺麗な海を泳げる機会だったので少し残念。当日の朝にFacebook上で水温は26℃とのことでノンウェット(ウェット着用も可だが表彰やスロット対象外)と発表がありました。ウェットスーツの締め付け感が苦手なので一安心。周りをみてもウェットスーツ着用している人はほとんどいませんでした。
スイム
7:30にスタート。早い人からウェーブスタートで自分がスタートしたのは7:50くらい。
海の透明度は沖縄ほどでは無いもののソコソコ透明で3mくらいの海底は見える感じです。ところどころ熱帯魚がいるのが見えて泳ぐのが楽しくなりました。
中国のプールと同じで台湾という土地柄なのか平泳ぎの人が多く、最初は蹴られないかこわごわでしたがちゃんと周りを気を付けてなるべく近くに寄らないようにしていれば大丈夫でした。むしろ平泳ぎでスピードが合う人がいると、その人の後ろにつけばヘッドアップが不要なことに気づいてからはめちゃくちゃ楽でした。平泳ぎの人は常に前が見えるのでコースを外れる心配がありません。
気持ち良く泳いでいたらあっという間にスイムアップ。タイムは23分くらいで練習不足の割にはかなり上出来でした。
T1
トランジションは海岸から長い通路やホテルの中を通ってトランジションエリアに向かいます。今回は完走が目標で全く急ぐ必要が無いのでシャワーを浴び、トイレにいき、日焼け止めを塗り、とたっぷり時間を使ってトランジション。結果T1に15分くらいかかりました。
このときスイムアップの情報をスマホでみて、妻と子供がバイクのスタート地点に応援に来てくれたのですが、トランジションから全然出てこない私。バイクスタート直後に会えた子供たちの第一声が「遅い!」だったのも仕方ないですね。大変申し訳無い気持ちでバイクスタート。
バイク
バイクは海岸沿いを片道45kmを往復するコースです。道中は景色が最高で楽しくて仕方ありませんでした。30kmくらいまでは特にトラブルなく行けたのですが、そこから徐々に腰が痛み出しTTポジションを取るのがきつくなってきました。
練習不足なのと、海岸沿いで意外とアップダウンがあって普段住んでいる場所が全くアップダウン無い(80km走って獲得標高20mとかしか行かないような)場所で慣れてないせいで、いつもより早く腰に疲労が来てしまいました。
TTポジションが辛いのでスピードが乗る下り坂だけはTTポジションをとることにして、それ以外はアップライトなポジションで乗ることにしました。
折り返し地点付近で自転車の上で腰を伸ばすようなストレッチを入れると一時的に腰が楽になったのでそれ以降は下り坂だけTTポジション、それ以外はストレッチを入れて誤魔化しながら距離を消化することにしました。
それでもラスト20kmくらいになると脚も疲労してきて早くバイクが終わってほしいとばっかり思うようになってしまいました。90kmでバイクフィニッシュして一安心。それと同時にこれからハーフマラソンを走るのか、と気づいて軽く絶望しました。
それでもバイクフィニッシュ直前に家族がいたので、元気をもらってT2へ。
T2
T2はT1ほど時間は掛けずに、トイレもパスして出発。短い時間だったので子供にまた会えるかと思ったら妻だけ。妻によるとT1で待つのに嫌気が差した子供たちはさっさと浜辺へ遊びにいったとのこと。。。残念。
ランはワンウェイの21.1km。最初は家族の応援もあり何とかとぼとぼ走っていたのですが、2kmくらいから一気に山を登る道へ。海岸沿いから200mくらいの標高差を登ります。この時点で走ることは到底できず、歩きに変更。歩いているだけで心拍数が150台になるのでとても走れず。最初の5kmまではずっと登りで周りもほぼ皆歩いているような状態でした。
登りもキツければ暑さもキツイ。気温は30℃くらいなのですが南国の日差しが強烈。2kmごとにエイドがあるので、毎回水をかぶってオーバーヒートしないようにしながら進みます。
5km過ぎでピークを越えると下りへ。下りなら心拍数が150台でも何とかキロ6分半くらいで走れます。
ただその幸せも長くは続かず、8kmkるあいからゴールまでは登ったり下ったりをひたすら繰り返します。登りと平坦は歩き、下りだけ走る、を繰り返してゴールを目指します。
山を抜けて海沿いに出てもアップダウンが繰り返します。日差しを遮る木が無くなって暑さがどんどんキツくなります。海沿いランコースからの景色は最高でした。ハワイを思わせるような迫力ある崖と真っ青な海。その中を走れる(歩ける)だけでも完全に非日常の体験で楽しかったです。
ただとてもつらかったのが10km以降のエイドでは頼みの掛水がすでに尽きているエイドがほとんど。。。水をかけて冷やすこともできないので、暑さが苦手な私にとってはかなり辛かったです。
ずっと歩きっぱなしでしたが最後の1kmくらいだけは走ろうと決めて何とか走り、ゴールしました。
ゴールのうれしさよりは、この暑さの苦しみから解放される喜びの方が勝ってました。
ゴールタイムは7時間1分。ランは3時間1分。歩きが7~8割だったような感覚です。
感想
大会はさすがアイアンマンというクオリティ。また参加者も台湾の若い人が多く、とても華やかで活気のある大会で、参加しているだけでとても楽しい気持ちになれました。
大会のコースも景色が非常によく、とても気持ち良く泳げ・走れるコース。唯一ランだけはこんなに登らせるなんて、というコースですがそれも含めて良い体験となったように感じます。
台湾も初めて行きましたが、中国の良さと日本の良さを両方もっているような感じで家族含めてとても気に入りました。しっかりオーガナイズされていて、海外旅行気分もしっかり味わえ、安全でリラックスもできるとてもいい大会でした。
トレーニング不足で成績はいまいちですが、それでもトライアスロンの楽しさを久しぶりにしっかりと味わえました。タイムにはこだわらないですがもうちょっと体力があれば大会をもっと楽しめたのかなと思うので、もう少しトレーニングをやらないとなというやる気になりました。
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