9月21日に北京で開催されたトライアスロン大会に出場してきました!
スイム2000m、バイク80km、ラン20kmのミドルディスタンス部門に出場。ハーフアイアンマン(70.3)と比較するとスイムが100mだけ長いだけで、バイクは10km、ランは1km以上短いので前回苦しんだ台湾のIRONMAN70.3よりは少し楽なことを期待しながらの参加でした。
今シーズンはもともとこのレースを目標にしていました。ただそのあと11月のロングの大会にも申し込んだので、この大会はロングに向けた進捗確認の位置づけです。と偉そうなことを書きましたが、実際はトレーニングの進捗が思うようにいかず、当日時点で完走を目標に頑張るレース、となりました。
会場は北京市の平谷区の金海湖という人造湖で開催。北京市と言いつつも市街地から80kmくらい離れているので郊外というよりは田舎。果物の直売所が並んでいたりしてのんびりとした雰囲気です。
結果
苦しみながらも無事に7時間28分23秒かけて完走!
スイム
スイム2000m、1時間8分17秒
平均ペース3:16/100m、平均心拍136bpm
スイムは1000mのコースを2周するコースです。途中で普段はボート乗り場になっているポンツーンに一度上がって再び飛び込む形。


気温が13℃くらいで風もややあるコンディション。水温的には24℃台とウエットスーツ無しでもいけそうでしたが、風が冷たかったので着ることにしました。周りの人も8割くらいがウエットスーツを着用している感じでした。
朝の6時にスタート。3人ずつ一定の間隔でスタートするウェーブスタート方式。
リラックスして泳ごうとするもののウェットスーツの肩回りがキツイ感じがして腕を回すのに力がいるような感じがして苦しいです。息継ぎも浅くしか吸い込めないような感覚でとにかく早く終わってほしいとしか考えられないような状態に早々になってしまいました。
苦しみながらも1周目が終わって一度ポンツーンに上がります。疲労困憊で2周目飛び込むのがとても嫌でしたがここまできたら飛び込むしかありません。
2周目は開き直ってペースは気にせず楽に泳ぐことだけを意識したら、精神的には楽になりましたがペースは当然上がらず。結局1時間8分もかかってしまいました。ペースはまさかの3分16秒/100m。

T1
T1は12分9秒
堤に上がって、さらに長い階段を駆け下りてトランジションまで移動しないといけないのでとにかく長い!850mくらいありました。

かなり遅くなったと思っていましたが、まだバイクが結構残っていたので一安心。
バイク
バイク80km(ガーミンでは81.5km)、3時間23分14秒
平均速度24.1km/h、平均パワー117W、NP134W、平均心拍144bpm
バイクは20kmを4周する周回コース。最初の10kmくらいは集落の中を走る登り基調のフラット区間。そのあと5kmくらいは完全に山の中に入って3〜4%程度の登り。そして最後の5kmで下るというアップダウンのあるレイアウト。1周で約200mアップです。


スイムで消耗していたせいか走り出しから心拍数が高め。120Wくらいでのんびり走っていても150bpm台まで上がってしまいます。心拍を下げるようにパワーも抑えて走ります。
コース前半の集落の中は地元の人達がたくさん応援してくれていて、走っていてとても楽しいかったです。子供達も「加油!加油!」と声をかけてくれて気持ちがほっこりします。
登り区間はそれほど急な登りではありませんが、想像よりはしっかり登らされます(5%くらい)。坂がない地域に住んでいるので登りがしんどいです。最初と2周目までは元気に登っていましたが、3周目には脚が売り切れてしまいました。
また同じく3周目に入るころには快晴という事で気温が30℃近くまで上がり日差しも強烈で体力を削ってきます。
4周目に入る頃にはコースからはスプリントとショート部門の人たちがいなくなり、ミドルの人だけになり人がまばらに。ジリジリとした日差しに照らされながらノロノロと坂を登ります。
何とか最後の下りまで辿り着き下っていると、会場に向かって歩いている家族を見つけて少しだけ心が回復します。ただ会場に着く頃には太ももはパンパン。
T2
3分28秒
フラフラになりながらランスタート(笑)
ラン
20km、2時間40分47秒
平均ペース7分57秒/km、平均心拍146bpm
ランスタート後にすぐに家族に再会!この時のペースがキロ7分位だったので、フィニッシュまであと2時間20分くらいかかりそうと伝えて周回コースに入ります。

ランのコースは5km弱を4周するコース。走り始めた時はショートやスプリントの選手も含めてたくさんコース上にいて賑やかで気持ちがまた回復。
ただ河川敷のフラットなコースで日差しを遮るものが無いのでとにかく暑いです。周回コース上に3箇所エイドがあるので、その度にスポンジで体と頭に水をかけてしっかり冷やします。
最初はキロ7分で走り出したものの、段々しんどくなりペースはどんどん落ちていきます。コース上からも人が減っていき気持ちも辛くなっていきます。
走ることだけはやめないように頑張っていましたが4周回目に入り残りが5kmであと少しと思ったところで走れなくなり歩きます。そのあとは歩きと走りを繰り返して最後の周回をクリア。
周回からフィニッシュ会場に向かうところで家族が待ってくれていて、子供が一緒に走ってくれ、何とか走って会場へ。すっかり人もコースからいなくなりフィニッシュゲートを独り占めしてフィニッシュ!
反省
レース2週間前に風邪をひいて熱を出した影響で9月に入ってからは思うようにトレーニングできませんでした。また風邪からくる倦怠感を感じたままのレースとなってしまいました。
どうにも中国に来てから風邪をひいてしまいトレーニングを思うように進められないことが多いので対策の基本(手洗い、うがい、マスク等々)を今後はより徹底していこうと思いました。
また北京で9月後半なので暑熱順化は不要だろうと割り切っていたのですが、結果はカンカン照りの環境下でのレースに。今後はバテることなく、どうやって暑熱順化したらいいかを探るのも課題です。
11月のロングに向けてこの大会は余裕をもって終えることが目標だったのですが、結果は余裕ゼロで何とか完走。本番に向けて不安を残す結果となりました。











コメントを残す