フルマラソン向けのトレーニングを積んで自転車レースに出るとどうなるのか?
結果は出せるのか?
こんな疑問に答えるためにヒルクライムレースに出場してきました。
目標はカテゴリの上位半分。
そして結果はというと、上位66%で目標を達成することはできませんでした(タイムは48分)。
しかし、そんな中でもランニングの練習が自転車レースでも活きる部分がありました。
そんなヒルクライムレースへの初挑戦を振り返ります。
伊吹山ヒルクライムの目標
フルマラソンへの初挑戦から約1ヶ月半。
今度は初めての自転車レースに出場してきました。初挑戦に選んだのは伊吹山ドライブウエイヒルクライム2017というヒルクライムの大会です。
ヒルクライムとはその名の通りひたすら山を登っていく大会。伊吹山ヒルクライムでは約15kmにわたって登り続け、スタートとゴール地点の標高差は1000mに達します。
ただし今年の大会は積雪が多かったために、途中10.5km地点までの短縮コースになりました。それでも約800m登り続けることになるので大変なことに変わりはありません。
平坦な場所でのレースと違って、スピードがあまり出ないため、初心者でも危険が少ないのがヒルクライムです(ただし下山時は注意が必要です、後述)。
今回の目標ですが、フルマラソンでの結果をもとに考えました。
高知龍馬マラソンではカテゴリで上位36%という結果。
この36%をそのまま目標にしてもいいかと思いましたが、自転車での練習はほとんどしていなかったことを考慮して、上位半分としました。
道具をほとんど揃えなくても挑戦可能なマラソンに比べて、自転車は始めるのにある程度の投資が必要なスポーツ。
なので大会に出るのは自転車好きで、みんなある程度は自転車でのトレーニングを積んでいるはずです。
ほとんど自転車トレーニングをしていないのに上位半分というはまだまだ高い目標であることには代わりありません。
レース結果
目標はカテゴリーの上位半分。それに対して先に結果をいうと、上位66%ということで目標達成ならず…
タイムは48分台。上位半分は45分台ですのでもう少し頑張れば、というところでした。
大会前日から当日まで
大会前日
前日の午後に前日受付があるのでさっそく向かいます。到着は16時頃。
一週間くらい前から大会当日の天気予報はずっと雨。当日も雨の場合、安全性に不安があったので(初レースなので)DNSのつもりでした。
ただ前日のこの時点で明日の天気は曇りのち晴れになっていたので一安心。車検証を提出して受付完了。
ちなみにこの車検証はショップ点検でショップ印を押してもらうのですが、私は自分で整備して提出しました。この場合、ショップ印の部分は空欄で問題ありません。
受付会場は遅い時間に行ったこともありほとんど人がいなくて、あっという間に受付できました。
また会場では、NHK-BSで放送しているチャリダーの収録も行われていました。
ランスマと連続している番組なので毎週見ており、出演者を生で見られてちょっぴり感動。放送が楽しみです。
この日は米原のホテルに一泊。
大会当日
スタート前まで
当日目を覚ますと外は雨…
DNSするかどうか迷いましたが、天気予報を見ると9時までは雨ですがスタートの10時からは曇りの予想。
天気予報を信じて走ることにします。
雨の中、車で会場に到着。今回は有料駐車所を申し込んでいましたが大正解。
舗装されてない一般駐車場はドロドロでアップもままならなかったようです。
ただ準備をして、トイレに行くともう集合の時間に。アップ用にジョギングシューズを持っていっていましたが、結局使用することはありませんでした。
まだ雨がぱらついていて、風も強かったのでレインウエアを着てスタート地点へと向かいます。
スタート地点に到着すると雨が上がって、空も若干明るくなっていたので、レインウエアを脱ぐかどうか迷いましたが脱いで預けることに。服装は半袖ジャージにアームウォーマ。これは正解でした。
エリートから順番にスタートしていきます。緊張が高まったところで自分のカテゴリーもスタートとなりました。
レース中
序盤は抑え気味で行きますが、ウォームアップが不足していたせいで脚が重い。
そのうち軽くなるだろうと考えて心拍数160代で進みます。
雨は降っていませんが途中は霧が凄かった。
ところどころ勾配がきついところもありますが、激坂というほどではなくシッティングで淡々と登っていけます。
勾配が緩んでもペースを上げてなるべく強度が一定になるように走ります。
途中心拍数が170位まであがりますが、そうなると一気に苦しい。165位に落とすとキープ可能。
ああ自分のLTはちょうどこの165~170位にあるんだなあ、というのが良く分かります。
あとからスタートした組の速い人たちに抜かされつつも、淡々と登り続けます。
後半になると前にスタートしたカテゴリーの遅い人たちを抜かしていくのでテンションもアップ。170前後まで心拍数を上げて登っていきます。
ただ最後のつづら折りは勾配もきつくなって苦しかった。それにほかの苦しい人が蛇行していたりして少し危ない。
それでも最後の50mくらいはラストスパートしてゴール!
持っていた力は全部出し切れました。
ゴール後~下山
ゴール後はトラックに預けた荷物を回収します。
しかしみんな同じ袋に入れているのでなかなか見つからない。
中には派手派手にペンでデコレーションしている人もいて、目立ってよさそうでした。
何とか袋を見つけて、リュックと上着、そして冬用のグローブを着用して下山スタート地点に向かいます。
荷物預け袋は不安定なので、中にリュックは必ず入れていたほうが安心して下山できると思います。
そしてバイクに先導されて下山開始。
しかし下山はやっぱり怖い。スピードが出ないようにブレーキを掛けて下りますが、最後は握力がなくなってしまいました。
怖いのにスピードを落とせない状況でなんとか麓まで移動できました。
次に自転車を買うときはディスクブレーキのロードにしようと固く決心しました。
少なくとも下りはローラー台では練習できないので、ある程度は実走で経験を積んでおく必要があります。練習といっても速く下る練習ではなく、安全に下る練習のことです。
ランニングが活きた
初めての自転車レース。
ランニングでトレーニングを積んできて効果を感じたのが体幹の強さです。
後半になって疲れがでてくると周りの人は自転車がよれたり、蛇行したりする人が多かった。
それに対して自分は脚は疲れたものの、身体がよれたりすることは全くありませんでした。
これはランニングが全身運動のため、フルマラソンへのトレーニングを積むうちに自然と体幹が強くなったためだと思います。
ランニングのクロストレーニングして自転車に取り組む人は多いかと思いますが、その逆もまた効果があると感じました。
クロストレーニングは怪我を減らす効果もありますし、気分転換にもなります。
特にランニングはシューズさえあれば手軽に始められますので、自転車のトレーニングの合間に入れてみるのもお勧めです。
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