3/7に開催された第一回のにしおマラソンを走ってきました。2019年の湘南国際マラソン以来、2年4ヶ月ぶりのフルマラソン。目標はサブ3.5、最低でも自己ベスト(3時間38分)更新でした。
結果は3時間52分!
後半の強風にやられて、後半歩きも入る大失速。典型的な大撃沈のレースとなってしまいました。
1週間以上経って、心の傷が癒えてきたのでようやくレポートを書いてます(笑)。
当日までの準備
大会の5週間前に肉離れを発症。
少しの休みがあったものの2週間前には30km走を実施。その時点でキロ4分54秒で30kmをある程度余裕を持って走れたので目標のサブ3.5は十分にできると考えていました。
ただそこからの2週間、仕事がかなり忙しくなって、精神的にも追い込まれたせいでほとんど走れず。ほぼノーランに近い状態で本番を迎えることになりました(レース前あるある)。
しかも前日の時点でかなりの強風の予報。
あまり良い作戦も考えつかないし、とりあえず前半はキロ5分を切るくらいで走って、後半どこまで粘れるか、で行くことにしました。
〜スタートまで
近所でのフルマラソンなので、家族に送迎してもらえました。自宅をゆっくりと7時半に出発。会場に余裕を持って到着できました(8時15分くらい?)。
この時点でかなりの強風。しかも雨もぱらつく天気。薄手の長袖一枚で走る予定を変更して、2枚の長袖+手袋で走ることに(これは正解)。
更衣室の入り口付近で健康チェックとワクチン接種記録の確認と検温。検温が終わると緑色のリストバンドを貰います。これが無いと更衣室エリアとスタートエリアに入れない仕組みです。
荷物預けが8時40分までだったのでギリギリまで待って服を脱いで荷物預け。そんなに混んで無かったのですぐに預けられました。
スタートエリアに入る前にトイレがあるので、5分ほど並んで小を済ませました。歳を取ってきてだんだんと尿が近くなってきているので不安でしたが、結果的にはこれで最後まで大丈夫でした。
スタートエリアに入ったのが8時50分くらい。9時過ぎにはオープニングセレモニーが始まって9時15分に予定通りスタート。スタートしたらすぐにゴミ箱があるのでそこにマスクを捨てます(ゴール直後に新しいマスクを貰えます)。
スタート〜15kmまで
スタートしてからしばらくは西尾市街を走ります。公道を走るのはやっぱり気持ちがいい!ウェーブも4つに分けられているので人も少なくて走りやすい!すぐに目標のキロ5分に落ち着きました。
海に出る15kmまでは市街地や住宅地を抜けていくコース。方角的にも南向きなので時折横風になる区間があれども基本は追い風。ペースもキロ4分55秒前後で気持ちよく走れました。
追い風ということもあり、すぐに暑くなってきて手袋を外し、袖も捲って走ります。この時点だとちょっと厚着をしてきたことを後悔していました。
15km〜20km|強風地獄の始まり
海に出たところで方向的には西向きに進むようになります。
風向きが北西の風だったので、ここからもろに向かい風を浴びながら走ることになりました。あまりにきつい風なので笑っちゃうほど。人を風よけにするしか無いので自然と集団ができます。
この後ずっと向かい風なのでペースを落とすわけにはいかないです。とにかく前の人から離れないように食らいついていきます。
20km地点の一色さかな広場には鰻があるので楽しみにしていましたが、どこに置いてあるのかわからずに逃してしまいました。。。
20km〜30km|向かい風地獄
一色さかな広場を抜けると、海沿いの防波堤の上をひたすら進みます。
ここは強風を正面から受けることになります。どうしてもキロ5分は維持できずにキロ5分10秒〜20秒くらいに低下。いつか風が止むことを信じてそれ以上は落ちないように維持します。とにかく人の真後ろについてやり過ごしていました。
同時に風で体がめちゃくちゃ冷える!外していた手袋をはめて、捲っていた袖も元に戻します。この服装で良かった。。。
25kmを過ぎると進む方角が若干変わるのと住宅地に入ったりするので風の影響が和らぎます。
ただそれも束の間、27kmで角を曲がると再び強烈な向かい風。28kmまで頑張りましたが、そのまま矢作川の河川敷に行かずに、一旦、海に向かって、また戻るコースになっていることに気がついた瞬間に心がポキリと折れて歩いてしまいました。。
30km〜36km|横風地獄
30km過ぎからは完全にLSDペース。さらに31kmを超えたところから矢作川の堤防の上を走ります。ここがまた風がひどい(笑)。風のせいで、足で反対の足を蹴ってしまうのはもちろん、たまに堤防から転げ落ちてしまうんじゃ無いかと思うくらい煽られます。基本斜めに傾いて走る感じ(笑)。
とにかく完走が目標なので、辛くなっては歩き、少し回復しては走るの繰り返し。ペースもキロ7分台まで落ちていきます。36kmくらいで肩をポンポンと叩かれてふと見るとエリック・ワイナイナさん!「ファイト!」と声を掛けてもらい元気が出て、また走り出しました。
36km〜フィニッシュ
36kmを過ぎると方角が変わって、今度は追い風に。
ただ既に脚が完全に死んでいるのでもうペースは上げられない(笑)。
市街地に戻ってくると応援が心に沁みます。ただ脚を動かし続けてフィニッシュを目指します。この苦しみが味わえるのが、フルマラソンの醍醐味。大会開催してくれて本当に良かった。感傷的になりながら走っているとようやくゴールが。
最後もラストスパートできる脚などなく、そのまま淡々とゴール!
記録は3時間52分でした。
まとめ
直前のコンディショニングの失敗と強風のために目標のサブ3.5はお預け。30kmよりも手前で歩いてしまうなど、今まで走ったマラソンの中で一番苦しかったです。
ただこの辛さを味わえるのがフルマラソン。1人では走りきれませんが、大会なら走りきれました。やっぱりリアルの大会は最高!風が強すぎてもうしばらくは走りたくなくなるくらいダメージを受けましたが、きっと時間が経てば良い思い出になっちゃうと思います(そしてまた出てしまう)。
鰻が食べられなかったのも心残りでした。前日強風の予測の時点で、タイムは諦らめて鰻をゆっくり味わえば良かった。とはいえ、それまでの練習の積み重ねがあるからそんなに簡単に切り替えられないんですけどね。
次回大会どうしようかな〜。愛知で貴重なフルの大会だし、今回のリベンジもしたい。来年のエントリーまで悩んどきます。
最後に、難しい状況の中、開催を決断してくれた大会関係者の方々、そして大会ボランティアの方々に感謝です。ありがとうございました!